７番アイアンによるホールインワンスイング　ゴルフ研究室　　 mossei HOME page1　
　　　---ゴルフ同好会の打ち上げ会で話した内容の一部です--- 　　１３．１１．４

ホールインワンが出せるほどのスイングを、どの様にして完成したのかを、真面目に、或いは非真面目に話した。

＜近くに立つ＞
　今年の秋になってアドレスを改良しました。インパクトで左腋の締まったスイングをするためにアドレスですでにその形を作っておこうと考えたのです。そのためにボールに随分近づいて立つことになりました。
アメリカのプロのトーナメントをテレビで見ていると、飛球線の後方から見た映像で、アイアンのアドレスのときに両腕が肩から垂直に垂れ下がっているようにみえることが、非常に多く見られます。どうしてあんなにボールに近づくのかと不思議に思ったことがありましたが、研究してみるとだんだんこのアドレスを理解することができるようになりました。
＜きっかけ・・シャンク＞
私がボールに近く立つアドレスを始めた一つのきっかけは、シャンクを防ぐことを工夫したことでした。シャンクは手打ちが原因というのが、私の持論でしたので、LWでシャンクが出だした時に如何に手を使わないでスイングするかが研究のテーマとなりました。そこで生まれたのがインパクトゾーンで左のヒップを真後ろに引くという方法でした。
これで見事にシャンクは消えたのでしたが、逆にブレードのトウの部分にボールが当たるようになって、別のミスショットが出現するようになってしまいました。トウに当たるのなら少し近く立てば良いのではなかろうか、と思ったのです。
＜きっかけ・・ダフり＞
もう一つのきっかけは、ショートアプローチでのダフりの防止方法でした。
１０ｙまでのごく短いアプローチでザックリやることがおこりだすと、何回も続けて起こり悲惨な目にあうことがありますが、いろいろやってみて、ボールに出来るだけ近く立つと、これを防ぐことが出来ることが分かったのです。何故でしょうか。それを考えていて、左腋が締まるからだと気付いたのでした。
＜軌道安定＞
左腋が締まっていれば、手打ちにならないので、シャンクは出ない。腕がボディと連動しているので、ザックリもやらなくなるのです。ボールに出来るだけ近づいて、左腋を締めボールを右足の先に置けば、確実にダウンブローに打てます。掬うような打ち方は不可能です。クラブヘッドの通り道、軌道が極めて安定するのです。
＜一体化＞
　よいスイングのメカニズムの一つにボディターンということばがあります。ボディターンスイングでは、ボディの回転と腕の振りが一体化してこそ安定したスイングができるのですが、一体化のためには左腋が締まっていなくてはなりません。ボディと腕の一体化の第一歩として、アドレスで左腋を締めておかなければならないのです。ベンホーガンはアドレスでは、できるだけ両肘両腕を身体に引き寄せておかなければならないと
書いております。バックスイングでも一体化を念頭に置いて行います。腋を締めたまますーっとテイクバック開始します。勿論トップでも締めておくことは不可能ですが、ダウンスイングで再び腋が締まってくるように心掛けます。ダウンスイングでもボディと腕が一体化するためには、腋が開かないように意識する必要があります。
＜コネクション＞
ボディと腕の一体化ということに関しては、これを強く意識するきっかけとなった一冊の本があります。１７年前に出た本ですが「驚異のコネクションゴルフ｣という本を読んで一体化の大切さを知ったのです。以前にこの本を読んだ時には、腕とボディが機能的に連結しておれば良いと考えていました。最近は、もっと物理的に結合していた方が確実にコネクションスイングが出来ると思うようになったのです。スイングの過程で一体化が最も必要な時は、インパクトのときです。ぎゅっと左腋がしまってボールを捉えるのです。これが出来るとボールは一分の隙も無くホールに飛び込むのであります。・・・・・
＜テレビ解説＞
先日、プロゴルフのトーナメントのテレビを見ていて、面白い表現に出会いました。最終日最終組をテレビは捉えていたのですが、アナウンサーが「ここに残ってきた選手のショットは本当に曲がりませんね」と言うと、解説者のプロゴルファー氏が「この人たちのスイングでは、腕が身体から独立して動くようなことはありませんからね｣と言いました。まさしく、コネクションゴルフだと感心して聞いていました。
＜フォロー＞
フォロースルーの段階でも、腋が締まったままです。左腕がボディにくっ付いたままになっております。これは、腕の振りより身体の回転がわずかに先行しなければ、出来ない技だと思います。
＜フィニッシュ＞
　フィニッシュはあまり考えたことはありませんが、打ち終わってみるときれいに左足に体重が乗り移り右足爪先が垂直に地面を突き刺しています。長年の練習で自然にそうなるようになっているみたいです。そしてこのときにも左腋は締まっているのです。決してハイフィニッシュにはなりません。いつでもボディと腕はコネクトされているのです。・・・・・・以下省略
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