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Nifty-sereve の俳句フォーラム: FHAIKU の句会に投句した作品を中心に

  いつでも、句会の締め切り時間に追われて、やっと間に合わせて作句しています。
  句会は、てくてく句会、バーチャル句会の二つです。 特に師はなく、フォーラムでコメントを
   書いて下さる方々が先生です。
16年俳句で日記 俳句ごみ箱 16年はFHAIKU脱退 mossei俳句の広場(mHp4)

13年FHAIKU出句 13年推敲四苦八苦 14年FHAIKU出句 15年FHAIK出句
13年俳句で日記 13年俳句ごみ箱 14年俳句のごみ箱 15年俳句ごみ箱

98.9.6 以前の作品 てくてく句会10年9月 10年9月バーチャル句会 11年7月
98.9.7以降の作品 てくてく句会10.10.10 11年7月 10年10月バーチャル句会 11年8月
13.3.9 写真と俳句 てくてく句会10年11月 11年8月 10年11月バーチャル句会 11年9月
俳句のごみ箱  10年12月てくてく句会 11年9月 10年12月バーチャル句会 11年10月
俳句のごみ箱 No.2 11年1月  てくてく句会 11年10月 11年1月バーチャル句会 11年11月
俳句のごみ箱 No.3 11年2月てくてく句会 11年11月 11年2月 バーチャル句会 11年12月
12年バーチャル句会 11年3月てくてく句会 11年12月 11年3月バーチャル句会
12年てくてく句会 11年4月 11年4月

1) 98.9.6 以前の作品

傘を持つ手に手の重なる若葉雨
紫陽花の似合うベッドで父点滴    白露や振り向きて行く帰省の子
風鈴や呉れた娘の声で鳴り     友なるか並ぶ二人の露の靴
切られ行く庭紫陽花の濃き順に           
諦めて吹いて風鈴鳴らしをり     秋風や虫食いの柿音を立て                       
手に重し一日待ちたる初胡瓜     秋風や日ごとに眩し赤信号       
夜勤明けもたつく足に月見草     苅田渡り来る鎮守の撥捌き    
雷鳴や眠れる孫の足動く       鎌光る朝草刈りの露時雨

青天や初ひまわりのうつむけり      小鳥来よ梢に熟柿二つ三つ 
立ち話いつ果てるとも花菖蒲    恋の文字揺れ動きたり窓若葉
東雲の空に先発小白鳥

アゲンスト紅葉づる谷の待ち受けて
舞い上がるミスもグリーンへ東風フォロー    トップに戻る 
パーパット決まるやポーズ天高し

街吹雪電柱片面厚化粧        消防車遠きに去りぬ冬紅葉 
忽然と電子工場枯野かな       近火見舞い一升瓶の二本詰め
受話器から退院の許可クリスマス   頬からと決めて余寒のひげ剃りぬ
清水金歓喜の涙冬日本         渾身の素振りの唸り春隣
薯植うる鍬の重さを知る歳に               
かげろへる歩道鴉の闊歩せり     春眠の町のしじまを明け烏
草餅や手術凌ぎし妻還る        追うつばめ逃げるつばめの返し技
万緑を溶かして淵の青深し     鮎の瀬に釣り師立つ位置決まりけり  
樹の蝉か脳の蝉かと悩まさる      合歓の花杖つく翁胸反らす
日焼けしてゲートボールを語りをり   稚児の手もあしも伸ばして大暑かな
朝涼やステテコ姿見慣れたる      流灯や悔やみきれなき過去燃やし 

2)98.9.7以降の作品         トップに戻る 

98.9.11    てくてく句会 (当季)
枝豆や歯ごたへ妻のゆで加減/mossei
剃り残る髭の白さや秋の声/mossei
大根の種買ひ揃ふ土曜午後/mossei

98.9.26    バ句会
糠雨や垂れし薄穂四方を向き/mossei     薄:投句の句には切れ字を二つ使っていた。
着飾りて人待つ案山子商店街/mossei    案山子: テレビで見た情景
足早の家路の列に秋の雨/mossei       季題:秋の雨、 難しかったなあ。
                                           トップに戻る
98.10.10     てくてく句会

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秋場所や翁の瞳テレビ射る/mossei
    家内が覗き込むように熱心にテレビを見ている横顔をみて、
    いろいろ想像している間に、こんな句になってしまいました。
    近くに97才の相撲の大変好きな男性が住んでおられます。
    自分で大相撲を録画をして、場所のない時期にはそのテープ
    を見て楽しんでおられます。

42 秋冷や海へ流るる明け鴉/mossei   トップに戻る 
    珍しく朝早く目覚めたので、窓の外を眺めていたら、
    カラスが山の方から海の方角に飛んで行くのが見えました。
    三々五々に一直線に、流れるように飛んで行くのでした。
    鮮やかな朝焼けをバックに黒いシルエットの流れでした。
    キースさんには、空の色まで読み取ってもらって感激です。
    流るるなどということばを、まだ使えるような身分ではない
    のですが、このことばが浮かんだために句になったと思います。
    ののかさんに流るるを目に止めてもらい嬉しかったです。

43 十六夜や講演静けく癌予防/mossei   トップに戻る 
    締め切りが迫っているのに、まだ一句も出来ていない夜でした。
    大腸癌の予防という演題の講演を聞きながら、これが俳句に
    ならないものかとぼんやり考えていました。俳句の形に
    もっていくまでに苦労したので、点袋さんに拾ってもらって、
    今月の句会はこれだけで満点だという気分になりました。

10年11月   SUB:てくてく句会出句/mossei  このときより俳号なるものを名乗る
                               孟生という号の半分はさぶたろさん
                               頂いたものである。
 
  七時打つ妻の寝息にひよの声/孟生      この日に限って、妻葉子は目覚めが遅かった。
  木枯らしに向かひし妊婦の強き足/孟生   三女の幸子のお産が近かった。幸子はフルマラソンも
                                                                                                      完走した。
  大根を洗ふ手温し水道水/孟生      夏には冷たかった水道水も、大根を洗う季節には、温かく感                                                                                               じた。
 
10年12月        バーチャル句会

   小鳥来て鳴かざるもののなかりけり/mossei     小鳥:小鳥はみんな鳴いてくれる。
   燈火親しくろしろくろしろくろと石/mossei      燈火親し:碁石は黒白黒白と交互に打たれる 
   草じらみ刈り取る腕の長さかな/mossei      
草じらみ

10年12月     てくてく句会

   初雪や鉢もの移す慌てぶり/孟生     ベゴニヤ、折り鶴蘭、ガジュマルなどは、凍らすと枯れる。
   受話器取るいきなりくさめ爆発音/孟生  アレルギー性鼻炎だと、ついこういう句が出来てしまう。
   洟かみてやがて集中勝ちパット/孟生      洟かんで、サドンデスの最後のパットを沈めた宮本勝昌選手。          
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11年1月    てくてく句会
   SUB:RE:選句御礼・感想/孟生

>>73 雪道や知らず知らずの急ぎ足   
     雪のごみの日に、空き瓶や発泡スチロールを集積所に
     運んだときに出来た句です。私はなぜか走りだしていました。
 
>>77 足上げて両手でバランス雪の庭   
     先に歩いた人の足跡を伝って歩くと、こうなります。
     ベテランの方は、まずこんな句は詠まれないだろうと確信して
     います。読んでいただきありがとうございました。
 
>>92 粉雪の葉の形して並びをり      
     実は、キースさんに読んでいただいたほど観察の鋭い句では
     ないのです。雪が葉の上に積って葉の形になっていただけです。
     庭木(モチ)の葉の一枚一枚に程よく雪が乗って、こちらを
     向いて並んでいました。粉雪のふっくらとして葉の形、でした。   トップに戻る

11年1月  バ句会
    元日や便り途絶へし人想う/孟生
    ジョギングの決意何処やら酒三日/孟生
    酒気失せてやっと五千歩七日かな/孟生

11年2月    てくてく句会 

RE:4748   トップに戻る
SUB:RE:選句御礼・感想/孟生

  今回も沢山の秀句に触れさせていただき、大いに楽しませて
  いただきました。また、拙句を沢山の方々に読んでいただき、
  有り難うございました。怠け者ですが、知らず知らずのうちに、
  俳句が解ってくるのではないかと、気長に構えてやっています。

002 ガギガギと踏まるる雪や女の子
     道路に溶け残った雪が、翌朝にはガチガチに凍っていることが
     あります。それを踏みつけると????っと心地よい音がします。
     自分で踏みつけて遊んでいながら、遠くに女の子の姿が目に付いた
     ので、借りてきました。

017 餌台の賑わう雪の深さかな
     小さな植木鉢を庭木の枝に括り付け、バナナを入れておきます。
     めじろ、うぐいす、ひよどり、つぐみがやってきます。めじろは
     うぐいすを追っ払いますが、いちどだけ、仲良く一緒に食べている
     姿をみました。賑わふ、とすることを忘れていました。
 
080 薄氷や学童の足見逃さず
     大人の足にも狙われることがあります。特に私・孟生の足に。

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バーチャル句会11年2月
  
    節分や年々老ひゆく内の鬼/孟生         節分
    両腕の稚児の重さや春の空/孟生         
    下萌の踏み締む芝や豪快打/孟生        下萌

バーチャル句会11年7月

   初水着身を引き締めて視線浴ぶ/孟生     水着
    旧友の顔忽然と花火下/孟生            花火
   負け戦待っていたのか冷奴/孟生         冷奴    トップに戻る

てくてく句会11年8月
  朝涼や素肌を滑る窓の風/孟生
  炎天の舗装道路や袈裟の影/孟生
  熱帯夜はたと鳴り止む救急車/孟生

バーチャル句会11年8月
  稲妻や稚児しがみつく母の脚/孟生      稲妻
  遥かなる列車の響き今朝の秋/孟生      立秋
  蜩や急ぐ家路に闇の声/孟生          蜩     トップに戻る 

てくてく句会 11年9月
  尻餅や腹に抱えし秋大根/孟生
  梨園や伸ばざる腰を伸ばしをり/孟生

バーチャル句会 11年9月

  暴風雨接近の報夜長かな/孟生        夜長
  落つるなよ父の声聞く稲架の上/孟生     稲架
  鶏頭や邪説風説受け付けず/孟生      鶏頭         

てくてく句会 11年10月

  名水で割らる月見の麦焼酎/孟生
  温度二度上げし湯船に月の影/孟生

バーチャル句会 11年10月     トップに戻る 

  散る音も踏まるる音も柿紅葉/孟生        紅葉
  二本の手雨月の傘に恋電流/孟生        
  さはやかやともかくゴール完走賞/孟生     爽やか

てくてく句会  11年11月             トップに戻る  

  そば耳を立てて朝寝や初しぐれ/孟生
  隊列の崩るるままに小白鳥/孟生
  山茶花の色香こぼせしバスガイド/孟生

バーチャル句会  11年11月

  霜の夜や百歳支ふ八十歳/孟生        人生
  蓮の骨赤信号に腰伸ばす/孟生        蓮の骨
  凍星や首の固さを知らさるる/孟生      凍星

てくてく句会  11年12月

  餅食ふて残りの餅の胸算用/孟生
  帽子飛ぶ風の強さや枯尾花/孟生
  海鳴りの聞こゆるままに炬燵抱く/孟生

バーチャル句会  11年12月                トップに戻る 

  竜の玉明日の扉へ投げてみる/孟生      竜の玉
  パソコンにお神酒供へて千年紀/孟生        千年紀
  問い詰める夫の病状ゆりかもめ/孟生     ゆりかもめ


                               トップに戻る
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